予防する(予防接種)

インフルエンザを予防するためには、日常からの予防に加え、もう少し積極的な予防法として予防接種を採用するという方法があります。
予防接種ではワクチンを注射などによって取り入れ、抗体を作るのが目的です。
ワクチンというと、生ワクチンと不活化ワクチンがありますが、インフルエンザの場合には、不活化ワクチンを注射によって接種する、という方法が最も一般的です。
不活化ワクチンの場合には、病原体そのものを接種するのではなく、抗原を取り入れます。
感染を防ぐという意味では、生のワクチンよりは効果が落ちるといわれていますが、インフルエンザではこの方法をとるのが一般的です。
日本ではインフルエンザに用いるワクチンはA型とB型の混合ワクチンです。
そのため、毎年、その次の年に流行するインフルエンザの型を予想して、それに見合ったワクチンを作り、接種に用いるのが一般的です。
こうして作られたワクチンは、もちろん予測によって作られたものなので、感染や発病を100%に近い割合で阻止する、ということはできません。
ただし、インフルエンザの症状を緩和することはできるとされているので、もし万が一発病してしまっても、症状を軽くおさえることができるとされています。
そのため、基礎疾患のある人や高齢者、乳幼児などはワクチンの接種によって致死率を下げることができ、積極的な予防になるといわれています。
インフルエンザのワクチンは、実際にそのインフルエンザにかかった人がいて、初めて製造することができます。
ですから、新型インフルエンザに対しては、すぐにワクチンが作られないということもあります。
製造するためには、ウィルスが発見されてから少なくとも数か月の日数を必要とするといわれています。
そのため、新型インフルエンザが流行し始めたときには、似ている型のワクチンで対応するなどの対処がありますが、新しいワクチンが不足する、という事態になってしまう場合もあります。
ワクチンが製造された場合には、高齢者や基礎疾患のある人、乳幼児など、優先順位を確定させて接種する必要がありますが、こうした接種が行きとどくまでは、できるだけ日常の中で新型を発症する危険性を低くし、全員が意識して予防することが大切です。
予防接種だけをすれば安心なのではなく、それと日常的な予防を組み合わせることが必要です。
また、インフルエンザのワクチンの予防接種については、優先順位などについては自治体ごとにルールが決められている場合があります。
自治体が補助している場合もありますので、誰が対象になっているのか、接種できる期間はいつであるのか、などはそれぞれの自治体に問い合わせましょう。
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