新型が生まれるわけ

インフルエンザにはなぜ新型が生まれてくるのでしょう。
たとえばA型と言われるインフルエンザを見ていくと、変異しやすく、毎年のように型を変えている、という報告もあります。
こうした構造について調べてみましょう。インフルエンザは、A型は人だけでなく豚や鳥にも感染する力がある、と言われていますが、人に流行する型としては典型的なものにはH1N1ウィルス、H3N2ウィルスがあります。
B型は流行している型は一つです。
この状態であれば、ウィルスは安定しており、流行することがあるものの隔離や予防によって終息していくので、上手に共存できています。
脅威といわれるのは免疫力が低下している高齢者などや基礎疾患などが認められる人に限定されているといわれており、致死率もそんなに高くはありません。
ただし、A型では数十年に一度の割合で変異による爆発的な流行をする時があります。
パンデミックと言われる状態ですが、これは、今までのウィルスとはかなり形の違うタイプに変異しているということがいえるのです。
これは、A型の感染が、人だけではなく豚や鳥にも及んでいることが関係しています。
インフルエンザは通常は人から人へと感染しています。
この間にも少しずつ変異をしているのですが、決定的な変異ではないため、人もワクチンなどで少しずつ対応することができます。
問題になるのは、鳥に流行しているインフルエンザが人にまで感染力を持つほどに変異した場合です。
何らかのきっかけで鳥にだけ感染するはずのウィルスが人に感染することがあるのではないかといわれています。
これにより、本来鳥にだけ感染するはずだったウィルスが人へと伝染するようになるというのです。
さらにもう一つの可能性としては、豚の媒介です。
豚は、鳥と人のインフルエンザの両方に感染する可能性があります。
そのため、豚が両者のインフルエンザに同時にかかることによって、体内でまったく新しいタイプのインフルエンザとして変異することがあり、それが人に影響を及ぼすようになる、と言われているのです。
今までの研究の中で、こうした経緯で新型が流行する、ということが実際に報告されています。
こうした新型が流行すると、ワクチンの製造や対処療法などが間に合わないこともあり、多数の死者が出るともいわれています。
歴史を振り返ってみても、こうした新型が流行した年には世界規模で死者が多く報告されています。
また、季節性と違い、新型の場合には冬だけに限定されずに流行する、という特徴もあります。
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