新型インフルエンザ

新型インフルエンザは、季節性のインフルエンザと明確に区別する意味でこのように名前がつけられています。
数十年に一度起こるまったく新しい型の出現によって爆発的に人に感染していくという傾向があります。
そのため、国レベルでこの状況の経過を観察し、適切な対応を取ることが求められます。
今までもこうした爆発的な流行は何度か確認されていますが、重症化するケースも多く見られ、季節性に比べ致死率も高くなることから警戒されてきました。
今までのケースを見てみると、香港風邪、スペイン風邪、ソ連風邪などと名付けられてきましたが、今一番恐れられているのが2009年に新しく感染流行し始めた新型インフルエンザです。
これはメキシコでの発症を起源としているといわれており、4月に認知され、6月には世界的な流行レベルであると宣言されました。
この新型インフルエンザは、豚の間で流行していた新しいタイプのインフルエンザウィルスが人に感染して始まったものとされており、それまでの研究で心配されていた鳥インフルエンザとは異なったタイプのウィルスであるといわれています。
別名ではA型H1N1亜型インフルエンザ、と言われており、A型の変異した形である、ということがわかっています。
警戒されていた鳥インフルエンザよりは感染力は弱く、通常の季節性のインフルエンザと同等の感染力であるということが最近になってわかってきました。
流行の当初、メキシコでは死者が多数出ましたが、予測外で対処が遅れたこと、国レベルでの対応が遅れたことなどがこの原因とされており、一般的な致死率としては、季節性のインフルエンザと大差はないといわれています。
このため、日本でも厚生労働省の対応は当初のころとはかなり異なってきており、季節性と同等程度の警戒レベルとなっています。
2009年に確認された新型のインフルエンザでは、季節性のインフルエンザと訴える症状はほぼ同じであるとされていますが、初めから高熱が出ないこともあり、微熱程度の熱が数日続きその後高熱になるケースも見られます。
はっきりとした発熱がない場合もあり、風邪などの他の症状と見分けがつかないという人もいるようです。
季節性とほぼ同等とはいえ、基礎疾患などにより重症化するケースも見られますので、医師などに相談し、適切な予防や治療を行う必要があります。
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